同市総務部放射能対策担当室の古賀正義理事から、市として東京電力福島第1原発事故の発生後、市内の小・中学校や公私立の保育園と幼稚園、公園などの空間放射線量の測定を実施してきたことなどの説明を受けました。
その上で、現在、地表面から50センチまたは1メートルで空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト以上の施設について、市川市として優先的に低減対策を行っているとのことでした。
説明の後、市立大洲保育園、しろばら公園を視察。同公園では、竹谷座長らと放射線量の測定器を使い、公園入り口や水飲み場、すべり台付近で地表面10センチ、50センチ、1メートルの放射線量を測定しました。
この中で特に水飲み場周辺の数値が高いことから、同行した市みどり管理課の佐藤利幸主幹に低減対策を要請。
佐藤主幹は「地面を掘って覆土すれば下がる線量。できるだけ年内には対応したい」と語っていました。一方、同保育園では放射線の低減対策の取り組みについて聞きました。
竹谷座長は「現場レベルでの課題がよく分かった。国会の場でも議論に生かしたい」と語りました。